官兵衛はここで運命的な出会いをします。それは竹中半兵衛重治と進行を深めるに至るのは、この秀吉の姫路入りからです。
半兵衛
竹中半兵衛 |
竹中半兵衛は、美濃の人です。斉藤家に使えていたため、弟の久作を人質に出していました。その半兵衛を斎藤龍興や周辺の者が嘲弄しており、それが限度を超えるようなことも度々あったようです。半兵衛自身も深く期するところがあり、ある日稲葉山城を竜興らを諌めるために奪ったことがあります。面白いのは、奪った後さっさと竜興に返してしまったということと、それを知った信長がその城を自分にくれるのであれば、美濃半国を遣わすとしましたが、半兵衛は相手にもしませんでした。その無欲な人間風景が、半兵衛の個人伝説になりました。
その後秀吉が何度も半兵衛のもとに通い、織田家の家臣にならないかという誘いをして、その都度、秀吉は断られましたが、7度目になってようやくほだされ、織田家の家臣となりました。
- 米倉斉加年
- 田村正和
- 梅野泰靖
- 柄本明
- 古谷一行
- 小日向文世
- 筒井道隆
- 天宮良
- 山崎銀之丞
この竹中半兵衛と黒田官兵衛を参謀にした秀吉に対して、司馬さんは以下の様な事を書いてますが、僕も全くそのとおりだと思います。
羽柴秀吉はおそろしいばかりに幸運な男といわねばならなかった。この播州平定を目的とする信長の武将は、それまでの歴史の中で行く人もいない天才的戦術家を、同時に二人もその帷幕において所有したのである。
この姫路入りにおいて、公然と敵対した城が2つありました。
佐用郡上月城主 上月蔵人政範
佐用郡佐用城主 福原主膳助就
上月城と黒田官兵衛
この上月城や佐用城に行くには、結構大変で、姫路からJR姫新線という電車があり、これに乗って行くのですが、時刻表を見ると1時間に2、3本程度しか運転をしていないので、その点はしっかり計画を練っていくと良いと思います。
この周辺は今は佐用町内にあります。
佐用町
〒679-5380 兵庫県佐用郡佐用町佐用2611-1
TEL:0790-82-2521 FAX:0790-82-0131
開庁時間:8時30分から17時15分(※土・日・祝日を除く)
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