2014年6月4日水曜日

竜馬がゆく(1)門出の花

今日から司馬遼太郎さんの名作中の名作、「竜馬がゆく」をスタートさせますので、何卒よろしくお願い申し上げます。この本は僕がその後様々な本を読むきっかけになった本ですので、丁寧に掘り下げて行きたいと思います。



門出の花

早々にうんちくをご披露すると、坂本龍馬の龍馬はこのように「龍馬」という字を使うのですが、司馬遼太郎さんの竜馬がゆくでは「竜馬」と使われています。これは司馬さんのこだわりでして、自分が書く「りょうま」だから、「竜馬」にするということにしたんだそうです。ですから、この「竜馬」という字は、司馬遼太郎さんならではのこだわりということだそうです。

その竜馬は高知城下本丁筋1丁目,現在の高知市上町1丁目上町病院前に,誕生地の碑は建っています。
龍馬生誕の地

より大きな地図で 竜馬がゆく を表示

竜馬が幼い時は、いわゆる塾の勉強についていけない愚児でしたが、日根野道場で剣術を習うとメキメキ上達をして、19歳で小栗流の目録与えられました。この若狭で目録を与えられるというのは、異例のことで、このことがきっかけで家が裕福であるということもあり、千葉道場に入門をします。

その日野根道場はどこにあるのかというと、

場所的には龍馬の生まれた家から大通り沿いに西に向かい、上町2丁目の交差点を左折し、鏡川を渡る手前にありました。詳細はこちらから。
日根野道場跡
竜馬がもらった目録も現存しています。
引用:一般社団法人坂本龍馬龍悠会
そして、竜馬を江戸に留学させるべく、家老の福岡宮内に許しを得て、嘉永(1853年)6年3月17日江戸に向かうべく、土佐を出立しました。竜馬がゆくのルートだと
領石

瓶岩峠

大歩危

小歩危

阿波の岡崎ノ浦
に到着という流れです。

地図で言うと、

四国全体でみてみると

結構な距離ですね。方向としては南から北東に向かうことですね。

この阿波の鳴門屋という宿で、お田鶴様と初めて会うことになります。