2014年6月11日水曜日

竜馬がゆく〈1〉江戸の夕映え〜安政諸流試合

竜馬が江戸に千葉道場に戻ると、千葉貞吉も重太郎も、大喜び。重太郎は八寸という小柄で美しい女性と結婚をしていました。



江戸の夕映え


江戸でのんびり人情を楽しんでいると、国元の権平から急飛脚が来て、父八平の訃報でした。享年54歳でした。

安政諸流試合


竜馬は父の死後、剣の修業に打ち込み、23歳の時に北辰一刀流の大目録皆伝を得て、千葉桶町道場の塾頭になりました。

そして、千葉道場、桃井道場、斉藤道場があつまり、竜馬の殿様である山内容堂主催の剣の試合が行わることになり、千葉道場は竜馬が代表で出場することになりました。結果は、竜馬が島田逸作に勝ち、桂小五郎が福富健次を破り、最後の模範試合では北辰一刀流の海保帆平が神道無念流の斎藤弥九郎に敗れました。

この後、武市半平太が所属する鏡心明智流の桃井道場主催の試合が開催される運びになりました。この試合も色々とあり、竜馬が土佐藩の代表として出場することになりました。

竜馬は最終戦に勝ち残り、まずは同じ道場の先輩である会津藩の森要蔵と戦うことになりました。森との戦いの後、桂小五郎と戦い、こちらも勝利しました。これには武市半平太が大喜びで、土佐の父に手紙を送っています。