竜馬が黒船騒動から道場に帰ってくると、泥棒の寝待の藤兵衛が待っていて、竜馬に仇討ちの話を持ちかけてきました。つまり、藤兵衛が深川で買った娼婦が実は武家の娘で、その父が信夫左馬之助に殺されたので、その助太刀をしないかというものでした。(この登場人物はすべて司馬さんの創作です)
朱行燈
ここの項は、冒頭に書いた通り、司馬さんの創作で、後々信夫は竜馬を追っかけたりするきっかけにはなる仇討ち騒動でした。二十歳
竜馬の身辺では黒船騒ぎがあったことから、鍛冶橋の藩邸から築地の下屋敷に竜馬ら若い藩士は映ることになり、桶町道場から遠くなりましたので、千葉重太郎の強い勧めもあり、桶町に住み込みということになりました。
その後竜馬は築地藩邸から品川藩邸に移り、家老の山田八右衛門から長州の相州にある陣地の評判が良いということなので、視察にを命じられました。ただ、そのまま行くというのも色々とあるので、長州と土佐の剣術試合をするという名目で、三浦半島の南端にある宮田村に向かい、剣術試合を行い、土佐の圧勝ということになりました。ここも司馬さんの創作ですね。桂小五郎を登場させるための布石の項です。
- 大村益次郎の発見
- 伊藤博文の発見
ここで、竜馬は桂小五郎と知り合い、長州陣地について教えてもらうことになりました。