2014年5月21日水曜日

播磨灘物語(4)尼崎〜遠い煙

毛利との講和も済み、明智光秀との決戦をするべく、上方に向かうことについては、秀吉は「中国大返し」と唱え、また、この時期における軍事行動の作戦はほぼすべて官兵衛から出たと司馬さんは書いてあり、僕もそうだったと思います。



尼崎

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秀吉は行軍において姫路にとどまらないようにという官兵衛の献策を受け、尼崎城に全軍を集結させることにしました。

尼崎で全軍が集結し、そこに大阪にいた織田信孝、丹羽長秀がやってきて、対明智光秀殿戦いについての軍議となりました。軍隊の序列としては
先方:高山右近
第二陣:中川瀬兵衛
第三陣:池田勝入斎
第四陣:丹羽長秀
第五陣:織田信孝
第六陣:羽柴秀吉
という形になり、この軍隊の総帥も自然と秀吉という流れになりました。

遠い煙


その後、羽柴軍、明智軍両軍が天王山の奪い合いから端を発した山崎の戦いが起こり、羽柴方が明智方よりも兵力が圧倒的に多かったということもあり、圧勝しました。


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