2014年8月20日水曜日

竜馬がゆく(5)防長二州

この項では、長州の来島又兵衛が主役になります。禁門の変を引き起こした中心人物ですが、愛すべき人柄のエピソードもたくさんある人です。僕も結構この人のことは好きですね。





防長二州


8月18日の政変などで世間から袋叩きにあっている長州。それに対して来島又兵衛が激怒しました。あれだけ朝廷を尽くしたのに、長州を追い出した。その背景には薩摩、会津、中川宮などがいるということは又兵衛も知っているので、戦うと言うことに決してしまいました。この加熱具合が
池田屋事件につながり、
池田屋事件によって禁門の変が起き、
そのことで第一次長州征伐、第二次長州征伐、薩長同盟、戊辰戦争と流れていくのです。

又兵衛は結局長州の河原町藩邸(今の京都オークラホテル)に潜み、薩摩の島津久光に復讐を計画していましたが、薩摩に帰ってしまったので、会津本陣に切り込むことに決めました。会津本陣は金戒光明寺にあります。今の距離ですと、車で10分程の場所です。


又兵衛としては会津を攻撃するだけは、藩の名誉の回復にまだつながらないと思い、古高俊太郎と語らい、京都占拠をすることにきました。

この古高俊太郎は、政権を転覆するべく枡屋喜右衛門という商人に成り代わって、クーデーターを起こす準備を待っていました。この古高が新選組に逮捕されることで、池田屋での謀議がばれ、池田屋事件が起こるという、いわくをこの人は持っています。

この古高俊太郎邸跡に、現在は志る幸が営業をしていますよ。
志る幸



ここへの便利なホテル

スーパーホテル京都・四条河原町



ここから志る幸に行くにはというと、歩いて4分で行けます。