2014年8月15日金曜日

竜馬がゆく〈4〉江戸の恋〜惨風

京都で朝廷から長州勢力が一掃される自体になり、神戸海軍塾では塾生が動揺しましたが、竜馬はくれぐれも暴発するなと言い含めて、今や事務官僚の府となっている江戸に向かいました。



江戸の恋

大久保一翁 出典元:ウィキペディア

江戸では竜馬は藩邸にはいつかず、桶町の千葉道場の厄介になりました。江戸ではまず勝海舟に会い、その後軍艦をなんとか獲得するために旗本の大久保一翁のもとに行きました。そこで、竜馬は大久保から恐るべき事実が伝えられます。土佐藩が勤王党の弾圧を行うというもので、武市半平太が投獄されたということでした。


惨風

吉村寅太郎

竜馬が大阪に到着すると、二つの大事件が待っていました。ひとつは武市半平太の投獄、吉村寅太郎が天誅組の変で敗亡したというものでした。

武市半平太の投獄には武市以外には
島本審次郎
島村寿之助
島村衛吉
安岡覚之助
小畑孫二郎
小畑孫三郎
河野万寿弥
です。

この結果、土佐勤王郷士は次々と脱藩し、ここに土佐勤王党が瓦解しました。投獄された者達は、武市半平太以外は郷士ということもあり、凄まじい拷問を受けました。結局武市半平太は「君主に対する不敬行為」という罪目で切腹を命じられました。

また、竜馬にも藩吏が神戸海軍塾まで来て帰国を命じました。